秋の北鎌倉散歩 浄智寺
2017年 10月 26日
北鎌倉 浄智寺
北鎌倉には、鎌倉五山と呼ばれる禅寺5つのうち
第一位の建長寺、第二の円覚寺、そして第四位の浄智寺があります。
中国の仏教の影響か
こちらの建物は他のお寺と少し異なり
独特の雰囲気があります。
鐘楼門は、中国の様式の影響を受けています。
ちょうど、芒が美しく、秋の風情を醸し出しています。
芒の横は、多分萩、今は散ってしまっていますが
9月ごろは芒と萩のコラボも綺麗でしょうね。
本堂
曇華殿
三千年に一度咲く花に由来され
ご本尊には「三世仏」という三如来が安置されています。
南北朝時代に作られた木像で中国の影響受けた
宋風というスタイルです。
道なりに行くと
谷戸に囲まれた緑と
奥の書院とともに、この時季ならではの美しい秋の景色が見えてきました。
梅の老木、もみじに彩りを添える
赤紫色の秋明菊
この場所は、人気の場所で絵画愛好の老婦人たちが数人
写生の仕上げやスケッチに余念がない様子
週明けの台風で鎌倉のもみじの葉が枯れていないか心配だったのですが
谷戸に囲まれているので
直接の海風や潮風の被害はなかったようでほっと一安心。
名前はわかりませんが小菊も楚々として可憐です。
10月半ばに行った瑞泉寺は白い秋明菊が多かったですが
時季的なものなのか
北鎌倉は赤紫色のが多く咲いていました。
ゆっくりとお庭を散策すると
栗が落ちていたり
竹林があったり、
やぐらがあったり
やぐらは、柔らかい鎌倉石の山を削ったほこら(祠)をやぐらといい
中で僧侶が修行したり、地位の高い人のお墓にしたり、
平地が少ない鎌倉らしい遺跡です。
やぐらは、最初、住居として
そのあと、食料の備蓄として
後に、お墓として使われるようになりました。
入口から書院を眺めると
お庭の燈篭が見えます。
秋も深まって
柿の実もあちえあこちらに実っていました。
そして、予定では、この日
喫茶ミンカでランチを食べる予定にしていましたが
ランチ開店前の早めの時間に着くと
土日を除き
ランチ営業はしばらく休みますとの張り紙がしてありました。
その日は、お昼の1時からの喫茶のみの営業でしたが
珈琲は、別のカフェに決めていたので
今回は、諦めて別の古民家の「蔵屋」という
鎌倉野菜の御膳のお店でランチしました。
野菜ばかりですが、ボリュームいっぱい。
ごちそうさまでした。
by teineinakurasi
| 2017-10-26 18:43
| 鎌倉